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「工事で潮流変化」指摘も 住民ら対応求める集会
大島郡与論町の大金久海岸沖のリーフ内に干潮時にできる天然の砂州「百
合ケ浜」の砂が流れ出し、砂州がほとんど見えなくなっている。地元の
「百合ケ浜の自然を守る会」(喜山康三代表)や住民は2日、南政吾町長
らを招き、原因究明や対応策を求める会を開いた。南町長は「百合ケ浜は
観光の目玉であり、島の宝。町民も心配しており、民間を含めた検討会を
早急に発足させ、対応策を協議したい」と話した。
住民ら約50人が出席。喜山代表は「百合ケ浜から南へ約2キロ離れた場
所に麦屋漁港があり、漁船の航路を造るためにリーフ内のしゅんせつ工事
をしたのが原因で潮流が変わったのではないか」と指摘。観光客を百合ケ
浜に運ぶグラスボート業者(60)も「航路がある南へ潮が流れていくよ
うになった。百合ケ浜の砂も水深が比較的深い南へ移動し、砂山が低くなっ
ている」と話した。
これに対し町側は「台風のコースによって百合ケ浜の浮かび具合が変わる
ことがあり、気象の影響なども考えられる」と回答。参加者からは専門家
に原因調査を依頼、プロジェクトをつくって策を講じる案が出された。
百合ケ浜は、同海岸の沖合約1・5キロのリーフの内側に干潮時に浮かび
上がる砂州。「幻の浜」として同島を代表する観光スポットの一つとなっ
ているが、グラスボート業者によると、今夏は、ほとんど見ることがなかっ
たという。
町によると、航路は深さ約2・5メートル、幅約30メートル、長さ約7
40メートルにわたって掘り下げてあり、麦屋漁港から沖に向かい延びて
いる。1997年春に完成した麦屋漁港建設に伴い造られた。
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